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軟調な値動きが続く東京株式市場だが、成長が期待できる株を割安に買えるチャンスでもある。米投資銀行大手ゴールドマン・サックスは最新の投資家向けリポートで、収益見通しが良好で、財務体質も健全な「優良成長株」をピックアップした。どんな銘柄が選ばれたのか。
市場関係者の間で話題になっているのは、ゴールドマンが15日に公表した「2011年の相場再現はあるのか」と題する投資家向けリポート。昨年の相場は3月に高値をつけた後、東日本大震災などの影響もあって下落の一途となったが、今年の相場も同様に下落してゆくのかを分析している。
それによると、昨年と今年の市場環境を比較したところ、円高やコーポレートガバナンス(企業統治)などの問題を抱えているのは昨年と似ているものの、「国内外の経済情勢の好転、緩和的な金融・財政政策、企業の収益見通しの改善など、重要な相違点がいくつもある」と指摘している。
株価動向の見通しについても中期的に楽観スタンスを維持するとしたが、「短期的にはマクロ環境の不確実性が継続する」として、「相対的に収益見通しが良好で、バランスシートが健全な銘柄のアウトパフォーム(TOPIXなど指標となる指数を上回る値動き)が続く可能性が高い」としている。
具体的な銘柄選別では、東証1部上場で時価総額500億円以上の企業のうち、(1)12年3月期の経常利益実績が市場の予想を超過達成(2)今期(13年3月期)の経常利益計画が市場予想を上回る(3)今期予想営業利益成長率が10%超(4)今期予想一株当たり利益の修正率がゼロ以上(5)負債株主資本比率が100%未満(6)12年3月期のPER(株価収益率)が20倍以下-という条件をクリアしたのが別表の23銘柄だ。
成長率が高く、借金は少ない、そして株価も割安という銘柄は製造業から小売りまで幅広い業種が並ぶが、23銘柄中、JTについては、ゴールドマンのアナリストが投資判断を「買い」としている。ゴールドマンの見立て通り、東京市場の救世主になれるか。
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